人材育成と仕事の質を重視した管理技術
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科目名 | 人材育成と仕事の質を重視した管理技術 |
開講日 | [Zoom講義] 2024年7月24日(水曜日) |
開講時間 | [Zoom講義] 9時30分から17時00分 (9時00分開場,集合時刻9時15分) |
受講申込期間 | 2024年5月1日(水曜日)~2024年7月7日(日曜日) |
受講料 | 25,000円(税込) enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」のコース受講料に含まれますので,同コースの履修者には請求しません. |
定員(先着順) | 40名 |
会場・留意事項 | ・テキストは,受講者に事前に送付します. ・勤務先や自宅などから,Webで受講してください. ・Webでの講義配信に,Zoomを使用します. ・必要な機材は,PC,ヘッドセット,通信環境です.カメラは任意です. 詳しくは,こちらでご確認ください. ・https://zoom.us/test でZoomの基本動作を確認できます. ・質疑応答やグループワーク(発表含め)等は,Zoomで実施します. ・修了テストは,Webテストや,問題のWeb配信とE-mailでの提出などを検討中です. ・ネットワークトラブルにより受講ができなかった受講者には,後日に録画データを配信します. ・インターネット回線(モバイルルーター含む)は,通信容量制限や速度制限のない契約プランでご使用ください.制限を超えると画像が映らない,音声が途切れる等のトラブル発生の可能性があります. |
講師 | 山本雅基(名古屋大学) 講師は都合により変更する場合があります |
講座概要 | 技術進歩へのキャッチアップや,品質と生産性を日々高めることが要求されている組込みシステム産業では,他の産業以上に,人材育成と仕事の質向上への真摯な取組みが必要とされています. 人材育成や仕事の質向上への取り組みは,管理者が主導して行なう必要があります.しかし,多くの管理者は,Q(納入品の品質)とC(コスト)とD(納期)の管理に終始しており,人材育成や仕事の質向上には手が回っていません.多くの企業でOJT(On-The-Job Training)が行われており人材育成が進んでいますが,形骸化してマンネリ化していると感じている方も多くいらっしゃいます.あるいは,開発プロセスが整備されているにもかかわらず,どんどん仕事がルーチン化して,仕事の質は向上せずにかえって低下していると感じている人々も少なくありません.そもそも,ほぼ全員の管理者がPMBOK(Project Management Body of Knowledge)を学んできましたが,管理の理論と現場の実践の間に乖離が生じていると感じている方が多くいらっしゃいます. この科目では,人材育成に関連する大学や企業の事例を学び,人材育成と仕事の質向上の重要性を再確認します.その上で,ソフトウェア開発において,それらを達成する現実的で具体的な管理法として,TPS(トヨタ生産方式)をソフトウェア開発に適用する方法を学びます.開発文書の重要性とその5S,さらに開発文書を中心としたカイゼンを学び,それらを組織に定着させる方法を検討します.さらに,レビューを人と人のコミュニケーションの観点から分析して,人材育成やレビューの質観点からレビューを捉えて,レビューの水準を高める方法論についても学びます. この科目を受講することにより,結果として高い水準でQCDを達成する組織作りが可能になります. 本科目は,管理者と現場リーダーに有効です. |
実習機材 | 特になし |
到達目標 | ・継続して人材育成と質向上を行う管理手法を知る |
対象者 | ・ソフトウェア開発管理の業務に従事されている方 |
前提条件 | 特になし |
講義計画 | 1. 開発現場の実態と課題(ストレス調査,開発プロセス) 2. 人材育成の成功事例 3. 仕事の質向上の成功事例 4. 気分を害さない建設的なレビュー技術 5.TPS(Toyota Production System)のソフトウェア開発への適用 |
評価方法 | enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」履修者がこの科目を受講した場合の修了認定基準は,次のとおりです. ・理解度テスト60点以上 ・全時間数を出席していること |
これまでに受講された方々の声 | デミング、ドラッカー、TPS等を通じて、既存の管理に関する考え方と、ソフトウェアの管理の考え方をつなげていただいたのは新鮮でした。(TPS, デミング等
用語は聞いたことはあったものの、自業務(ソフトウェア開発)と繋げられると考えておらず理解を進めてはいませんでした。)講義の中であったプロセスのカイゼンにおいて、現行業務で帳票フォーマットを変えたりすることは、会社のみならず顧客なども巻き込む必要があり、上司含め及び腰でした。しかし、そこは少し目線を落として、文書力やレビューにより補うことができると知り、自分から変えてみることを始めようと思いました。 過去の事例や経験を交えてお話頂いたので面白かったです。具体的事例を盛り込んでいただけたら、さらに有難いなと感じました。 私自身、複数社の経験(管理職、各種機器の開発&ぷジェクト管理等)があるので、自身の経験と照らし合わせて聴く傾向が強かった為、事例があると具体的なイメージがしやすく、過去の体験を振り返れたかなと感じました。 また、装置開発の会社にいたこともあり、TPSや5Sなどはなじみがあったのですが、深く欲し下げた事はなく部分的な知識しか持ち合わせてなかったので、今回の講義で再度頭に通したいな、と感じました。 まずは現状の開発プロセス、文書を改善すべく、「キックオフ時(最初に)レビューをすると手戻りが少ない」「要求定義、設計工程に人数・工数をかけると品質上がる」等から試してみたいと思います。 *enPiT-Pro Embの講義について語っていただいた,受講者の声(インタビュー形式)はこちらから. |
備考 | 複数回開講する科目の場合,改良を目的として教材をマイナ改訂する場合があるので,完全に同一の内容とならない可能性もございます.しかし,到達目標や扱う内容に変わりはありません. お申込みや開講に関わる諸条件は,公開講座開講規約のページをご覧ください. enPiT-Pro Emb向けの文部科学省BP要件該当授業時間数(実務家教員)情報:この科目は6時間です. |