組込みシステムのセーフティ/セキュリティ入門

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科目名 組込みシステムのセーフティ/セキュリティ入門
開講日 [e-Learning] 2024年4月19日(金曜日)~2024年5月9日(木曜日)
[Zoom講義] 2024年5月10日(金曜日)
開講時間 [e-Learning] 5時間程度の動画コンテンツを期間内に視聴
[Zoom講義] 13時00分~17時00分 (12時30分開場)
受講申込期間 2024年3月15日(金曜日)~2024年4月7日(日曜日)
受講料 25,000円(税込)
enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」のコース受講料に含まれますので,同コースの履修者には請求しません.
定員(先着順) 40名
会場・留意事項 ・テキストは,受講者に事前に送付します.
・勤務先や自宅などから,Webで受講してください.
・Webでの講義配信に,Zoomを使用します.
・必要な機材は,PC,ヘッドセット,通信環境です.カメラは任意です.
詳しくは,こちらでご確認ください.
https://zoom.us/test でZoomの基本動作を確認できます.
・質疑応答やグループワーク(発表含め)等は,Zoomで実施します.
・修了テストは,Webテストや,問題のWeb配信とE-mailでの提出などを検討中です.
・ネットワークトラブルにより受講ができなかった受講者には,後日に録画データを配信します.
・インターネット回線(モバイルルーター含む)は,通信容量制限や速度制限のない契約プランでご使用ください.制限を超えると画像が映らない,音声が途切れる等のトラブル発生の可能性があります.
講師 松原 豊(名古屋大学)
講師は都合により変更する場合があります
講座概要 組込みシステムやIoT機器が,工場や自動車,住宅など,社会のさまざまな場面で普及しつつあります.利用者が安心して組込みシステムを利用するために,その安全性やセキュリティに関する要求や関心が一層高くなっています. その一方で,製品の複雑化に伴って,組込みシステムを構成するハードウェアやソフトウェアは複雑化しており,どのような考え方を基に,組込みシステムの安全性やセキュリティを確保し,どう対策するのかを,製品開発に携わる全ての技術者が理解し,組織的に対応することが重要になっています. 本講座では,すべての組込み技術者が身につけるべき,組込みシステムの安全性とセキュリティの基本的な考え方を1日で学びます.安全性やセキュリティの定義,リスク分析と評価,開発プロセスへの反映,組織の文化の醸成,安全対策技術とセキュリティ対策技術を網羅的に解説します.本講座では,安全学の入門テキストを使用しますので,特別な前提知識を必要としません(詳細は,本ページの"前提条件"欄をご覧ください).新任の技術者はもちろんのこと,管理者,運営,保守担当者,販売者など製品に携わるあらゆる方を対象に入門的な内容を丁寧に解説します.

本講座は,自動車,家電,航空宇宙,IoT機器をはじめ,あらゆる組込みシステム製品に携わられる方々に有効です.
実習機材 特になし
到達目標 自身が関係する組込み製品の安全とセキュリティのリスクを分析,把握して,自社内外での議論に必要となるリスク評価と対策を提案できるようになること
対象者 ・組込みシステム/IoT機器のセキュリティや安全関連業務に従事されていて,関連知識を体系的に学びたい方
・組込みシステムやソフトウェアの開発業務に従事されている方,あるいは,今後従事される予定の方
・組織内で安全やセキュリティのリスクを評価,管理する立場にある方
前提条件 特になし.
ただし,この講座では副読本として次の書籍の購入をお勧めします.
タイトル:入門テキスト安全学
著者:向殿政男
出版社:東洋経済新報社
ISBN-13:978-4492223703
価格:2,420円
講義計画 1限目
・組込みシステムの安全性
・安全の定義
・リスクアセスメントとリスク低減
・基本的な対策技術
2限目
・組込みシステムのセキュリティ
・最近のインシデントの事例
・リスクアセスメントとリスク低減
・基本的な対策技術・国際規格の動向
3限目
・グループワーク:すぐにできる対策を考えよう
4限目
・まとめ
評価方法 enPiT-Pro Embの「名古屋大学車載組込みシステムコース」履修者がこの科目を受講した場合の修了認定基準は,次のとおりです.
・理解度テスト60点以上
・全時間数を出席していること
これまでに受講された方々の声 組込み/自動車セキュリティ初級を受講して,かつ今回グループワークを挟んだことにより,身近な製品の安全性やセキュリティについて改めて考え直すことができた.
とても丁寧に質問いただいたので、素人の私でもついていくことができて、大変わかりやすかったです。結果的に端折ることになってしまった「セキュリティの規格・ガイドラインの動向」部分は個人的にしっかり聞きたかった内容でしたので、他の章と同等に詳しく講義いただけると嬉しかったと思います。
講座受講前は、「セーフティ、セキュリティのためにはこのような技術がある」くらいの認識であったが、受講したことで「安全なもの、セキュリティの担保されているものとは何か、安全なシステムにするためには何に着眼するのか」という安全性に関する考え方の一端をつかむことができた。しかし、あくまでも「一端」なため、講座中で紹介してくださった参考書も交えて復習をしたいと思う。

*enPiT-Pro Embの講義について語っていただいた,受講者の声(インタビュー形式)はこちらから.
備考 関連する講座
・機能安全,安全技術を深く学びたい方→→組込み/自動車システムの機能安全規格と安全分析演習
・セキュリティを深く学びたい方→→組込み/自動車セキュリティ初級→→組込み/自動車セキュリティ中級
お申込みや開講に関わる諸条件は,公開講座開講規約のページをご覧ください.